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プレゼンとはかくあるべし by 形成外科 阿部周策Dr

2016.11.09

形成外科 阿部周策dr

先日、お世話になっている研究室主催の国際学会(と言ってもとてもこじんまりした規模です)が九州大学の病院キャンパス(馬出)で開催されました。
 
 
演者のほとんどは日本人なのですが、国際学会なので、プレゼンはすべて英語、質疑応答もすべて英語です。発表内容の質はどれも高いのですが、やはり英語の上手さには個々人でかなりの差があり、せっかくいい内容の発表をしているハズなのにもったいないと思う口演もありました。
 
(説明:私も頑張って質問してみたりしました!)
 
その中でひときわ目をひく発表がありました。
テーマは脊椎動物の進化において種を超えて保存されているもの。
私たちが普段扱っているテーマとはかなり縁遠く、また一方で学童でも研究内容の意味は理解できるであろうという個人的にはもっとも好きなタイプの話題です。
 
そして、帰国子女なのだろうか?と思うほどの流れるような英語と、聴衆を引き込むような簡潔かつ美しいスライド。
久しぶりに魅せられました。
学会や講演会で聴いたプレゼンでここまで感動を覚えたのは
専門医取得前の形成外科医を対象とした学術講習会での菅原康志先生のレクチャー以来です。
菅原先生のプレゼンは…きっと誰しもが「カッコイイ」と感じるような洗練されたものでした。ここでの出会いがなければ自治医大形成外科の門を叩くことはなかったかもしれません。
 
 
 
一般に、基礎医学/科学系の研究は臨床医学のものとは比べ物にならないくらい膨大なデータを内包しています。
なので、どうしても1枚のスライドあたりの情報量が多くなり、crowdedでbusyなスライドの出現率が高くなりがちです
ですが、自分のペースで何度も読み直せる論文と違ってプレゼンは「その時勝負」ですのでそのようなスライドはあだとなります。
 
(説明:入江先生@discussion 英語でのやり取りもとてもelaganceにあふれていました)
 
とは言っても盛り込む内容が多いので仕方がないのかなと半ば諦めていた部分もあったのですが、それを一蹴するような入江直樹先生の講演。Fantastic!
入江先生のグループのHPを拝見(http://www.biol.s.u-tokyo.ac.jp/users/hassei/irie/)。これまた学生たちへの示唆に富んでいて、私も得るものが多かったです。
 
※菅原先生が主宰される今年の顎顔面外科学会が、実はもうすぐですね。
私は参加できないのですが、リンク張っておきます(http://jsc2016.umin.jp)。
ふつうの人が見るとギョッとするポスターですね。。。
 
 
浄水皮ふ科クリニックHP http://josui-hifuka-clinic-com.check-xserver.jp/wp/ 
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