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『たこ』と『うおのめ』について by院長

2016.10.05

皮膚科

こんにちは。院長です。
今日は雨風が強かったですね。


さて今日は、 『たこ』 と 『うおのめ』 についてです。

 

よく「たこができた」、「うおのめができた」、とおっしゃって受診されますが、正体は皮膚の角質の肥厚です。


人間の足は全体重をささえるため、もともと皮膚は分厚く出来ています(ここでいう皮膚とは表皮の一番外側の角層のことです)。
できればその全体重を足全体で均等に支えてあげるのがいいのですが、なかなかそうはいかず、ある特定の場所、例えば骨が出ているところとか体重がのっかかりやすいところは、過度の負担がかかってしまいます。


そうなると皮膚は、その荷重がかかっているところが破れないよう、皮膚を守ろうとしてどんどん角質を分厚くしていく、という防御反応がおこります。


その結果、薄いべっこう飴のような肥厚した皮膚が形成されます。

 

この、痛くない角質肥厚を『べんち』、

角質が一部固くなりすぎて尖った米粒のようになり、足の裏に向かって突き刺さって痛いものが『鶏眼』といわれています。

 


患者さんからは「削ったらもうできないのですよね」、とか「根っこから根治してください❗」とのお声がよくきかれます。

しかし前述の通り、足への負担から身を守る防御反応ですから、できものの切除と違い取ったら(削ったら)終わりというわけではなく、角質が固くなる原因がなくならない限りは削ってもまたできてしまいます。
 

大事なのは、歩き方や自分の足にあった靴を選ぶことですから、たこやうおのめができる方は今一度はいている靴を見直したり、中敷きを調整するなどの工夫をしてみるのがよいかと思います。

 

靴の専門店にご相談されるのもよいかと思いますが、まず痛くてお困りのときは当院にて削りの処置を行っておりますから、受診なさってくださいね。

 

浄水皮ふ科クリニックHP http://josui-hifuka-clinic-com.check-xserver.jp/wp/ 

 

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