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福岡市で水虫の治療をするなら

2023.04.19

皮膚科

こんにちは🌷

4月も半ばを過ぎ、大型連休が待ち遠しいこのごろですね🤭暖かかったり寒かったりの日々ですが、風邪などひいていませんか?

 

さて本日は足白癬と爪白癬についてのお話です👣

 

俗称:水虫と呼ばれているこの病気は、真菌(カビ)の一種である白癬菌が寄生して感染します。白癬菌はケラチン(蛋白質)を栄養源としているめ、ケラチンが多い場所に感染します。足の裏など角質が多いところが白癬菌は大好きです。

 

暖かく湿った環境が大好きなので、ジメジメした梅雨の時期〜春夏の蒸し暑い時期に白癬菌の活動が活発になります。そのためこの季節になると、皮剥けやじゅくじゅくなどの症状が出たり、悪化したりするので、夏の病気とイメージされているかもしれませんが、季節は関係ありません💧

実は日本人の5人に1人は足白癬に、10人に1人は爪白癬に感染しているといわれています。男性に多いイメージですが、ハイヒールやブーツを履く影響で女性の患者さんも増えています🤦🏻‍♀️🤦🏻‍♂️

 

💫水虫の種類

足の水虫にはさまざまなタイプがあります。水虫というとかゆみが出ると思われがちですが、実はかゆみが出ないことが多いため、水虫と気付かずに放置されている方も少なくありません👀

 

【足の水虫:足白癬】

①趾間型

指の間の皮膚が白くふやけてじくじくしたり、皮がむけたりするタイプ。

②小水疱型

足の裏や足のふち、足指に小さな水ぶくれが多発し、それが破れて皮がむけるタイプ。

③角質増殖型

かかとを中心に足の裏の皮膚が硬く厚くなってカサカサし、ときにヒビ割れを伴います。

【爪の水虫:爪白癬】

爪が白〜黄色に変色したり、爪がもろくなる、厚くなるなどの症状がみられます。

 

💫水虫の治療

内服薬と外用薬があります。足白癬は主に外用薬で、爪白癬は外用薬と内服薬の選択になります。

 

【外用薬】

✏︎足白癬:ペキロン、ルリコンなどの外用薬

外用期間:3〜4ヶ月程度

 

足白癬は、症状があらわれている部位よりもずっと広い範囲に白癬菌がついていることがあるので、症状が片足にしか出ていなくても、塗り薬は両足全体に塗ることをお勧めしています。

 

✏︎爪白癬:クレナフィン、ルコナックなどの爪外用薬

外用期間:爪が完全に生え変わる1年程度

 

白癬菌がいる爪や色が混濁している爪に、マニキュアを塗るように塗っていきます。

 

【内服薬】

効果は内服薬が高いですが、肝機能障害や貧血などの副作用のリスクがあるため、健康状態によっては使用できない方もおられます。症状や患者さんの体調などに応じて治療方法を選択します。

 

✏︎ラミシール、ネイリン、イトリゾールなど

内服期間:内服薬によって異なり、3〜6ヶ月程度

前述の通り副作用のリスクがあるため、内服治療開始前〜治療中の定期的な採血が必要です。

 

水虫治療は時間がかかるため、途中で治療を中断してしまわれる方もいらっしゃいます。見た目が綺麗に見えても菌がまだ残っていると再発してしまいます。定期的に受診し、適切な期間治療を継続しましょう🏃

 

💫日常生活で気をつけていただきたいこと

◎足の清潔を保つことは水虫対策の基本です。白癬菌がついたままジメジメした状態が長時間(12〜24時間)続くと菌が増殖し感染しやすくなるので、1日に1回は石鹸で優しく洗いましょう。ゴシゴシと力強く洗うと皮膚に傷がついて、そこから菌が侵入してしまうので、手で優しく洗い、指の間もタオルで優しく拭いて乾かすようにしましょう。靴や靴下などもよく乾燥させて通気性を良くしておきましょう🧦

 

◎ご家族に水虫の方がいる場合、スリッパや浴室の足拭きマット、爪切りを共有すると、それを介して感染する場合があります。湿りやすく直接素足に触れるものには注意しましょう。

※靴下などを一緒に洗濯しても、洗濯と乾燥で白癬菌はいなくなりますので、あまり神経質になることはありません。

 

◎家の中のゴミやホコリに白癬菌が潜んでいることがあります。フローリングや畳はこまめに掃除し換気しましょう。

 

 

ときどきご自身の足を観察してみてください。皮むけや水疱、かかとのガサガサなどがあれば、もしかすると水虫かもしれません🔎少しでも気になる症状があれば、おひとりで悩まずにご相談くださいね✨

 

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