美容皮膚科 AESTHETIC DERMATOLOGY
毛穴・ニキビ・ニキビ痕
【毛穴のタイプについて】
毛穴のお悩みを抱えている方は非常に多く、特に皮脂腺が発達している鼻周りの毛穴は目立ちやすいため、市販の毛穴ケアアイテムをお使いの方も多いかと思いますが、セルフケアだけでは毛穴の詰まりやお肌のザラつきなどを改善することは難しいです。目立ちやすい毛穴のタイプは大きく分けて4タイプあります。
<つまり毛穴(黒ずみ毛穴)>
Tゾーンや小鼻を中心に、黒い点々ができたように見える黒ずみ毛穴ですが、産毛や雑菌が影響しています。
肌のターンオーバーによってはがれた古い角層が、皮脂と混ざり合って毛穴に栓をしてしまう際に産毛や雑菌も一緒に混ざり合ってしまうことが原因です。
<開き毛穴>
ぽっかり穴が開いたようにも見える開き毛穴は、Tゾーンや小鼻に目立ちやすく、毛穴が丸く開いているのが特徴です。
主な原因は乾燥や皮脂の過剰分泌によるものです。はがすタイプの角質ケアパックの使い過ぎなど、外部からの刺激が原因になることもあります。
<たるみ毛穴>
紫外線によるダメージや加齢により、真皮のコラーゲンやエラスチンが減少して肌のハリや弾力が失われ、毛穴がたるみ縦に伸びることで目立ってしまうことが原因です。
<頑固毛穴>
ニキビ痕の固くなった毛穴です。若いころにニキビが出来やすかった人に多く、Tゾーンや鼻に多く見られる固い毛穴です。
【毛穴とニキビの関係】
毛穴の奥には、皮脂腺があり毛穴から肌の表面を覆うように皮脂を分泌して乾燥から肌を守る働きをしています。
しかし様々な要因により、必要以上の皮脂が分泌されると毛穴が詰まりやすくなり、毛穴の中で皮脂が溜まりやがてニキビ(白ニキビ)になります。
この状態を放っておくとアクネ菌などの細菌が増えていき、少しずつ炎症が進みます。
炎症が悪化すると赤ニキビとなり、ニキビが治っても色素沈着や赤み、凸凹したニキビ痕につながっていきます。
【ニキビの保険診療と美容診療の違い】
ニキビは皮膚疾患のひとつで、適切に治療しないと悪化したり、治りが遅くなったりします。
特に大人になってからのニキビは治った後も繰り返し出来る場合があるため、クレーター状の凹みや色素沈着など、出来るだけ痕を残さずに治したい場合は早めに皮膚科を受診し、適切な治療を開始することが大切です。
ニキビの発生原因は「毛穴のつまり」「皮脂の過剰分泌」「アクネ菌の増殖」の3つですが、原因を引き起こす背景や要因は、生活習慣の乱れや間違ったスキンケアなど様々です。
ニキビは慢性の炎症性疾患ですので、根気強く継続した治療を行うことが大切です。
当院の保険診療では、大変多くのニキビ治療に携わっています。
近年、新しい薬も出てきており、今までなかなか治らなかったニキビにも効果が認められてきていますが、保険診療で治せるニキビは7割程度と言われています。
また、ニキビ痕は保険診療では治せません。一方美容診療では、保険診療では難しいニキビを治すだけでなく、少しでも早くニキビを治したり、ニキビ痕の治療やニキビができにくい肌質に改善することを目的とした治療ができます。
保険適応外のため自費診療になりますが、ニキビを治すことはもちろん、より美しい肌を目指したい方にとっては治療の選択肢が拡がります。
【ニキビ痕について】
ニキビ痕は、市販薬などセルフケアでの改善は難しく、保険診療の適応にならないため、美容診療による治療が第一選択となります。
ニキビ痕は、炎症性ニキビの発生や治癒の過程で、長期的に消えない「傷」や「色」が顔に残っている状態です。ニキビ痕の症状は種類によって特徴があります。
<ニキビ痕の赤み>
ニキビの炎症が痕として残っている状態です。炎症によるダメージを修復しようと皮下組織で集中的に毛細血管が作られたことに加え、炎症ダメージで皮膚が薄くなったことで、毛細血管中のヘモグロビンの赤い色素が透けて見えています。
ニキビ痕の中でも比較的軽症で、肌のターンオーバーによって徐々に薄れていきますが、炎症がひどく皮膚の深い部分までダメージが与えられている場合は、時間が経過しても自然と赤みが薄れていくことが難しいと言われています。
<ニキビ痕の色素沈着>
ニキビ痕の色素沈着は、茶色いシミのように見えます。
赤みのあるニキビ痕を6ヵ月以上放置することで、茶色のニキビ痕に変化していきます。
<ニキビ痕のクレーター>
凹みやクレーターの症状は、化膿ニキビへと症状が悪化し、ニキビの傷が真皮の深層に達して真皮を破壊してしまうことで発生します。
真皮が修復できたところとできなかったところの差が、凹凸・クレーターになり、元の肌状態に再生するのは極めて難しくなります。
また、爪や不衛生な器具でニキビをつぶしたり、力いっぱいニキビをしぼることもクレーターの原因になります。
<ニキビ痕のしこり>
ニキビによる炎症が治まった後、肌の表面が固く膨らんだ状態です。
しこりの原因は、ニキビの化膿が肌の深部まで達し、ダメージを受けた皮膚が真皮を修復しようと細胞を作り過ぎてしまうことです。
ニキビの炎症が強く繰り返してしまった場合や、指についている細菌で二次感染し炎症が悪化した場合などに、細胞の過剰生成が生じた結果、しこりとなります。
小さなニキビでも、触ったり、潰したりしているとしこりになることがあるので注意が必要です。
受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
09:00~12:30 | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○ | - |
14:00~16:30 | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ★ | - |
【火曜】 ~19:30 【金曜】 ~18:30 |
- | ★ 18:00~ |
- | - | ○ | - | - |
○ ・・・ 皮膚科 ★ ・・・ 形成外科
休診日:木曜・日曜・祝日
・美容皮膚科・形成外科は完全予約制です。
・美容皮膚科は不定休です。事前にインターネット又はお電話にてご予約をお願いします。
・形成外科は事前にお電話又は院内でのご予約をお願いします。
急患対応や、やむを得ない事情により、予約当日に変更やキャンセルをお願いすることがございますのでご了承ください。また、ご予約のお時間は診療開始時間とは限りません。