ドクターブログBLOG

第60回 形成外科学会総会 by 形成外科 阿部周策Dr

2017.04.17

形成外科 阿部周策dr

先週は形成外科の総会に参加してまいりました。
(場所は大阪で、たまたまなのでしょうけれども、昨年の基礎学会から3連続での大阪開催です。)
 
(比較的)「あたらしい」診療科として紹介されることが多い形成外科ですが、ようやく還暦を迎えたようです。
 
 
実際に診療している内容は(「あたらしい」面ももちろんあるのですが)、外科系の中でも実は最も歴史が古いといっても過言ではなく、単に形成外科という枠組みができたのが遅かったというだけのことだと思います。
 
最近は学会での国際色も強くなり、海外からの招待演者の先生が多いのも特徴で、今回はとくに韓国の先生のレクチャーが多かったです。Dong先生のnasal septoplastyは実際の術中の内視鏡の動画もありとてもわかりやすかったです。
日本人と韓国人は遺伝的バックグランドがかなり近いので、欧米からの報告と比べても日本での診療にそのまま生かしやすく、かなり参考になります。
 
 
また、がん研有明病院  整形外科の松本誠一先生の「軟部悪性腫瘍取り扱いの基礎」は、多くの形成外科医にとっては有用な(やや耳の痛い)講義だったのではないかと思います。
形成外科医は整容面への配慮から、皮膚切開を(腫瘍直上を避けて)服に隠れる部分においたり、皮膚切開の方向をRSTL(≒自然なシワの方向)に合わせることに腐心することが多いのですが、不幸にしてその腫瘍が悪性だった場合にはアダとなるというお話でした。
 
悪性軟部腫瘍に遭遇する確率は実際には低いのですが、生半可に最初からmarginalで(≒ギリギリで)切除すると、結果によっては、(いらなかったハズの)皮弁による再建術が必要になってしまったりするケースも現実にあるようで、勉強になりました。
 
超音波を含めた術前の画像検査をルーチンとすべきことや、針生検術の重要性を強調されていらっしゃったのも印象に残りました。
 
 
クリニックの診療ではなかなか難しい面もありますが、初療時からいろいろな可能性を考えて診ていくことの大切さを念頭におきたいと思いました。
 
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年度も変わり、私のまわりはにわかに忙しくなってきました。
もう少ししたら落ち着くのかもしれませんが、最近は
 
「1日36時間くらいあったらな~」
 
ということで(?)、今回はタイムリーに、学会参加報告にさせていただき、前回の『書き癖』の続きは来週に。たのしみに(?)してくださっていた方、申し訳ありません。
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