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かゆくても孫には頼らず、、、by 院長
2017.01.18
皮膚科
こんにちは、院長です。 相変わらず寒いですね。
空気が乾燥して目もしぱしぱしています。皆さま乾燥対策は万全でしょうか。
突然ですが、これは我が家のリビングにおいてある掃除の棒、、ではなくて
「孫の手」です。
主人が子供の時にクリスマスプレゼントにお願いしたという逸品で、かれこれ30年ずっと主人のそばについて回っています。一部は欠けていますがまだまだ十分に使えます。
使えるとはいっても、実際にはテレビボードやソファーの下に転がっていったペンやビー玉を拾う道具としてだったのですが、、、
先日ふと見ると、子供が教えてもいないのに孫の手を使って背中をぼりぼりと掻いているではありませんか!
思わず失笑・・・。 もちろんやめさせましたが。
孫の手: たけ材などの先を手首のような形にした長さ4-50cmほどの道具。背中のかゆみなど自分の手が届かないところを掻く用途のために作られたもの。
英語で backscratcher ともいい、世界各国で同様なものが用いられています。
背中のかゆみは万国共通ですね。
名前はもとは 孫(まご)の手 ではなくて 麻姑(まこ)の手。
一説によると、中国の漢の時代、若くてうつくい仙女の麻姑(まこ)という女性が鳥のような爪をしており、その爪で背中を掻いてもらったら気持ちがいいだろうなということで、背中を掻く棒を 麻姑(まこ)の手 と呼ぶようになったそうです。
その後1500年代に日本に伝わり、時代とともに少しずつ現在の孫の手の形に変化していき
「まこ」という言葉の響きと小さい手のような形から孫を連想させ、 まご(孫)の手と呼ばれるようになったそうです。
これだけ長い間廃れることなく存在しているということはやはり常に需要(要望)があったということなのでしょうね。
(使ってみると確かに自分の手では手が届かないところをほどよく掻けるため、かいた直後の満足感はかなり高いです。)
しかし皮膚科では、しばしば 「掻かないでくださいね」 の会話が繰り返されます。
冬は特に乾燥が進んで肌も渇き、また着用する衣類もウールや化学繊維のものが増え、冬独特のかゆみに悩まされます。
しかし 「 掻く 」 ということは一時的には精神的にも満足しますが、実際には強く掻くことで 皮膚を削り、皮膚が炎症を起こして新たなかゆみを引き起こします。
また湿疹を激しく掻きむしることで、体にかゆみ物質がめぐってしまい、もともと湿疹がなかった場所に新しい湿疹を生じることさえあります。
たかが かゆみ されど かゆみ、なのです。
ですから皮膚科では、かゆみのコントロールのために内服外用のお薬を処方することはもちろんですが、それでも掻いてしまう患者さんには掻くことに代わる代替手段も提案します。
かゆくて掻きたくなったら・・・
・ 保冷剤で冷やす
(直接保冷剤を当てるのではなく、薄いタオルなどでくるんで優しくあてる)
・ 掻かずに たたく
(たたくことも良くないといわれることもありますが、少なくとも皮膚を削ることはないためやむをえないと考えています)
・ 患部をおさえながらゆっくり3回深呼吸をして まずは掻きたい気持ちを和らげる
・ 保湿剤、かゆみ止めをプラスαで外用して気持ちを落ち着ける。 などなど
かゆいーっ!!と一度気持ちが高ぶってしまうとさらにかゆみが増悪するため、悪循環です。そのため気持ちのコントロールもとても大切です。
冬は夏のような虫刺されや汗もはあまり見かけませんが、冬だからこその悩みも増えます。 お困りの際は当院にご相談なさってくださいね。
浄水皮ふ科クリニックHP http://josui-hifuka-clinic-com.check-xserver.jp/wp/
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