ドクターブログBLOG

粉瘤 by 院長

2017.06.19

皮膚科

こんにちは。院長です。

梅雨なのに雨が少ないですね。

毎年、去年の同じ時期はどうだったかなと思いだそうとするのですが、忘れています。

 

 

暑くなってくるこの時期は、粉瘤の方の受診が増えてきます。

できものそのものを取りたい希望の方と、粉瘤にばい菌が感染し腫れて痛くなって受診される方と、両方いらっしゃいます。

 

粉瘤は一般の方にもかなり認知されていて、受診された際にこちらから説明をする前に

”粉瘤だと思うんですが”

とおっしゃる方もいらっしゃいます。

 

ほとんどの方が正解でした(もちろん粉瘤に似た別の疾患の場合もあります)。

 

 

”粉瘤” とは別名‘アテローム‘とも呼ばれる皮膚の良性腫瘍で、全身どこにでもできます。

 

皮膚(表皮)の下に、なんらかの原因でこの表皮と同じ組織構造を持っている小さい水風船のような袋が形成されます。

通常、表皮はターンオーバーを繰り返していて、表皮の一番外側の角層が”垢”となって剥がれ落ちて新陳代謝を行っていくのですが、

この袋に関しては、確かに表皮と同じ構造はであるものの、裏表が逆、つまり皮膚の外側にあるべき組織が反対に内側を向いてくるっと袋を作ってしまっているため、袋の中に向かって新陳代謝を繰り返し、垢は外に出ていかずにどんどん袋の中にたまっていきます。

 

良性とはいっても”腫瘍”であり生きていますから、徐々に大きくなります。

 

この粉瘤には中央付近にdellという黒い点としてみえる`おへそ`があり、外界とつながっています。

ぎゅっと圧迫すると、その穴から独特のちょっと臭い内容物が出てくることがあります。

この正体は先ほどお話しした袋の中にたまった垢です。 

 

 

また暑くなると皮膚の清潔が保ちづらくなり細菌も勢いを増すため、粉瘤に感染がおこりやすくなります。

赤く腫れた状態は`粉瘤+細菌感染`の状態ですので、まずは抗生剤投与による感染のコントロールが優先されることが多いです。

しかし抗生剤を飲んでも悪化したり、また受診された際すでにかなり腫れあがっていて中に膿が溜まっている場合は、早急に膿を出す必要があります。 

 

粉瘤そのものの摘出は、感染が完全におちついてから、という方針の事が多いですが、状況によっては感染時に膿と粉瘤の中身を出したあと、粉瘤そのものの袋まで摘出となることもあります。

 
粉瘤は”良性腫瘍”ですが、背部など気がつきにくい場所で巨大になっている場合や、大きくて感染を繰り返していたのに長年放置していたときなど、極めて稀ではありますが悪性化することもあります。
 
 
粉瘤は腫瘍であり自然に消滅することはないため、1番の治療は手術による”摘出”です。
感染を起こしていない時期にできるだけ取ってしまうことをお薦めします。
 
 
当院にて、予定手術(形成外科・要予約)、緊急手術も行っております。
気になるときは早目に受診なさってくださいね。
 
浄水皮膚科クリニックHP http://josui-hifuka-clinic.com/

 

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